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憎めない精神科医の話

私が7年ほどお世話になっている精神科医の話。そこでは、医師の診察前にカウンセラーとの面談があり、大阪で話題のAGAの薄毛治療はここにも自分の体調や今困っている事などを相談し、その情報を主治医に伝えるという「ハイブリット診療」という方法をとっているが、その情報が正確に伝わらない事が、しばしばある。ある時、カウンセラーに親族の借金問題を話していたのが、主治医にはうまく伝わらなく、私が多額の借金を抱えて困っているという話に受け取られて、抗うつ薬の増薬やギャンブル依存症者の更生施設を紹介をされた。どうして青梅で工務店を探すというには主治医が早口なのと、5分診療という事もあり、反論する間もなく診察を終えた。別の日には、その数日前から地震が頻発していた事もあり、不安に感じたので、いつもよりも多めに抗うつ薬をもらいたいとカウンセラーに伝え、その後主治医からの診察を受けた。しかし、何を思ったのか、徐にタブレットを取り出し、私の自宅周辺の地盤や断層を調べ始めた。私が知りたい情報は、震災時に薬をもらうにはどうしたらいいのかという事だったので、無駄な診察時間が延びただけだった。だが、いつも必ずにこにこしながら、「お大事に」という主治医の笑みを見るたびに、少し「天然」なところが憎めずにいる。